最終更新日:平成24年6月20日
独立行政法人 国立環境研究所
環境省では、化学物質による人の健康や生態系への影響を評価するために、化学物質環境実態調査(通称「黒本調査」)を実施し、化学物質の一般環境中の残留状況の把握に努めている。
本業務では、これまで独立行政法人国立環境研究所で整備された同調査結果のデータからKML形式のファイル群を作成することで、測定地点の位置や測定結果を地理的に分析可能なGISデータとして整備した。
本業務では、独立行政法人国立環境研究所によりこれまで整備された黒本調査結果から、地理空間情報として汎用的に利用できるKMLファイルを作成することで、現在同研究所で開発中の化学物質のWeb閲覧システムで利用可能なデータとして整備した。
個々のKMLファイルは、下図の手順にしたがい、年度、物質、媒体(水質/底質/大気/生物)、表示形式(平均値/最大値)別に作成した。ファイルの作成に当たっては、データを変換するためのツールを作成し、Microsoft Excel形式の調査結果からKMLファイル群を自動生成できるようにした。
また、ファイル群を作成する過程で、物質別媒体別に過去数年間の測定結果を解析し濃度に応じた色付けを行うことで、各地点のアイコン色から濃度の多寡を判別できるにした。
【KMLファイル作成の手順】
【KMLファイルの例】
(弊社開発のツールを用い、PRTR届出排出量(マンガン:大気)の
KMLファイルを作成し、表示した例)